(令和7年4月1日現在)

1.施設の概要

(1)施設の名称等

施設名介護老人保健施設 樹心台
開設年月日平成7年11月19日
所在地熊本県玉名市伊倉北方272-3
電話番号0968-73-4165
ファックス番号0968-73-4030
管理者名黒肱 敏彦(くろひじ としひこ)
介護保険指定番号             介護老人保健施設( 4350680015 号)

(2)介護老人保健施設の目的と運営方針

介護老人保健施設は、看護、医学的管理の下での介護やリハビリテーション、その他必要な医療と日常生活上のお世話などの介護保健施設サービスを提供することで、入所者の能力に応じた日常生活を営むことができるようにし、1日でも早く家庭での生活に戻ることができるように支援いたします。また、利用者の方が居宅での生活を1日でも長く継続できるよう、短期入所療養介護(介護予防短期入所療養介護)や通所リハビリテーション(介護予防通所リハビリテーション)訪問リハビリテーション、訪問看護といったサービスを提供し、在宅ケアを支援することを目標とした施設です。

この目的に沿って、当施設では、以下のような運営の方針を定めていますので、ご理解いただいた上でご利用ください。

[介護老人保健施設樹心台の運営方針]

  1. 質の高い看護・介護とリハビリテーションを専門職のチームで提供します。
  2. 高齢者の個々の可能性を最大限に生かし、自立を支援します。
  3. 人間の尊厳と人格を尊重し、プライバシーの保護に配慮したケアサービスを提供します。
  4. 家族やゆかりの人々との絆を大切にして、在宅復帰と住み慣れた地域での生活を支援します。
  5. 自立した在宅生活を継続できるよう、居宅サービスを提供するとともに、ご家族の介護負担の軽減に努めます。
  6. 地域社会との交流により、相互に学び合い、地域と一体となって介護予防に努めます。

(3)施設の職員体制

職 種入所・短期入所通 所業務内容
・管理者 (医師)1人以上(兼務)施設の管理の統括 利用者の健康管理・療養上の指導
・看護職員10人以上1人以上(兼務)医師の指導に基づき、与薬・検温・血圧測定などの医療行為を行い、ケアプランにより看護を行う。
・薬剤師0.34人以上 医師の指示に基づき調剤を行い、薬剤を管理し服薬指導を行う
・介護職員24人以上4人以上ケアプランにより医学的管理の基づく介護を行う。
・支援相談員1人以上利用者及び家族からの相談に適切に対応し、利用計画・日程プログラムなどサービスの調整を行う。
・理学療法士 ・作業療法士1人以上(兼務)ケアプランによりリハビリテーション計画書を作成し理学療法・作業療法その他必要なリハビリテーションを行う。
・生活ケア部長1人(兼務)療養全般の統括を行う。
・管理栄養士1人以上(兼務)利用者の栄養管理、栄養ケア・マネジメントなどの栄養状態の管理を行う。
・介護支援専門員1人以上 施設サービスのケアプラン作成し、その他のケア・マネジメントを行う。
・事務長1人以上(兼務)管理者を補佐し、各部署の調整に当たるとともに、管理者不在時には代行する。
・事務職員2人以上(兼務)庶務・会計・介護報酬などを行う。

(4)入所定員等

  • 定員:一般療養棟50名・認知症専門棟50名(短期入所を含む)
  • 療養室:個室:10室・2人室:1室・4人室:22室

2.サービス内容

① 施設サービス計画の立案

② 食事(食事は原則として食堂でおとりいただきます。)

朝食 08時00分~09時00分

昼食 12時00分~13時00分

夕食 18時00分~19時00分

③ 入浴(一般浴槽のほか入浴に介助を要する利用者には特別浴槽で対応します。入所利用者は、週に最低2回ご利用いただきます。ただし、利用者の身体の状態に応じて清拭となる場合があります。)

④ 医学的管理・看護

⑤ 介護(退所時の支援も行います)

⑥ リハビリテーション

⑦ 相談援助サービス 

⑧ 栄養管理、栄養ケア・マネジメント等の栄養状態の管理 

⑨ 利用者が選定する特別な食事の提供 

⑩ 理美容サービス(原則月2回実施します。)

⑪ 行政手続代行

⑫ その他
これらのサービスのなかには、利用者の方から基本料金とは別に利用料金をいただくものもありますので、具体的にご相談ください。

3.協力医療機関等

当施設では、下記の医療機関や歯科診療所に協力をいただき、利用者の状態が急変した場合等には、速やかに対応をお願いするようにしています。

  • 協力医療機関
    • 名 称:くまもと県北病院
    • 住 所:玉名市玉名550
  • 協力歯科医療機関
    • 名 称:桐野歯科医院
    • 住 所:玉名市伊倉南方1003-1

 ◇緊急時の連絡先

なお、緊急の場合には、「同意書」にご記入いただいた連絡先に連絡します。

4.施設利用に当たっての留意事項

  • 施設利用中の食事は、特段の事情がない限り施設の提供する食事をお召し上がりいただきます。食費は保険給付外の利用料と位置づけられていますが、同時に、施設は利用者の心身の状態に影響を与える栄養状態の管理をサービス内容としているため、その実施には食事内容の管理が欠かせませんので、食事の持ち込みはご遠慮いただきます。
  • 面会や外出、外泊を希望される場合は、所定の手続きで施設に届けてください。尚、感染症対策として制限させて頂く場合がございます。
  • 感染性疾患の発症また疑いがある場合、当施設にて感染性疾患が発生した場合は、ご利用を控えて頂くがあります。
  • 外出・外泊を希望される場合は、所定の手続きで施設に届けてください。
  • 飲酒・喫煙は禁止します。
  • 火気の取扱いは、火災予防のためマッチ・ライターの所持を禁止します。
  • 設備・備品の利用は大切にお願いします。
  • 所持品・備品等の持ち込みは、施設に申し出て下さい。
  • 金銭・貴重品の管理は、紛失・盗難を配慮しお持ち込みをご遠慮ください。
  • 外泊時等の施設外での病院受診は原則できません。ただし、緊急時に施設外で病院受診を必要とする場合は、施設に連絡して下さい。
  • 営業行為・宗教の勧誘や布教活動・政治活動は禁止します。
  • ペットの持ち込みは禁止します。
  • 他利用者への迷惑行為は禁止します。

5.非常災害対策

・防災設備  スプリンクラー・消火器・消火栓・自動火災報知設備・火災通報設備・誘導灯・防火扉・非常放送設備

・防災訓練  年2回

6.虐待防止について

 施設は利用者の人権の擁護・虐待の防止等のために次に掲げるとおり必要な措置を講じます。

  1. 虐待防止に関する責任者は、施設長 黒肱 敏彦を選定しています。
  2. 虐待等に関する委員会を設置し、苦情解決対策を整備しています。
  3. 職員に対する虐待防止を啓発・普及するための研修を実施し周知徹底いたします。

7.利用料金について 

要介護認定による要介護の程度によって利用料が異なります。(詳細は別紙参照)

8.身体拘束適正化について

 当施設はサービスの提供に当たって、利用者または他利用者等の生命又は身体を保護するため身体拘束その他利用者の行動を制限する行為を行いません。しかし緊急やむを得ず身体拘束を行う場合は、次の手続きにより行います。

  1. 身体拘束適正化委員会を設置しております。緊急やむを得ない状況になった場合、身体拘束委員会を中心として利用者の心身の損害や拘束をしない場合のリスクについて検討し、身体拘束を行うことを選択する前に①切迫性②非代替性③一時性の全てを満たしているかどうかについて検討し確認します。
  2. 上記要件にて身体拘束を行う場合、拘束方法、場所、時間、期間等について、利用者または家族に書面にてご説明いたします。
  3. 身体拘束にかかる様態及び時間、その際の利用者の心身の状況並びに緊急やむ得ない理由を記録します。
  4. 再検討の結果身体拘束を継続する必要がなくなった場合は速やかに身体拘束を解除し、利用者または家族に報告いたします。

9.利用者及びご家族からの職員へのハラスメント対策について

2022年4月より、職場におけるパワーハラスメント、セクシャルハラスメント等について全国事業所へ防止措置への取り組みが義務化されました。当施設では職員が人格ある一人の人間として尊重され、個人の能力が十分に発揮できる「ハラスメントのない安心で安全な職場作り」の強化を図りますのでご理解の程お願いいたします。

  1. 身体的暴力(身体的な力を使って危害を及ぼす行為)
    例:殴る・蹴る・叩く・物を投げる・引っ掻く・唾を吐く等
  2. 精神的暴力(個人の尊厳や人格を言葉や態度によって傷つけたり、落としめたりする行為)
    例:怒鳴る・大声を発する・嫌がらせ、威圧的な態度・理不尽なサービス要求等
  3. 職員に対するセクシャルハラスメント(意に添わない性的誘いかけ、好意的態度の要求、性的嫌がらせ等)
    例:必要もなく手や腕を握る、抱きしめる、性的な話、容姿をからかう、執拗に誘う等
  4. その他プライバシーの侵害、個人情報の漏洩
    例:職員の写真を無断で撮る、プライバシーにかかる内容を執拗に聞く、SNS等への掲載等

これらの行為が当施設内のサービス利用期間において発生、又は再三の注意にも関わらず改善がみられない場合、事業所はサービス契約を解除することができる。

10.要望及び苦情等の相談

当施設には支援相談の専門員として支援相談員が勤務していますので、お気軽にご相談ください。
(直通電話0968-72-2264)

要望や苦情などは、担当支援相談員にお寄せいただければ、速やかに対応いたしますが、エレベーター内とエレベーター入口横に備えつけられた「ご意見箱」をご利用いただき、管理者に直接お申し出いただくこともできます。

11.その他

当施設についての詳細は、パンフレットを用意してありますので、ご請求ください。

介護老人保健施設 樹心台のサービスについて

1.介護保険証の確認

ご利用のお申込みに当たり、ご利用希望者の介護保険証を確認させていただきます。

2.介護保険サービス

(介護保健施設入所の概要)

当施設でのサービスは、どのような介護サービスを提供すれば家庭に帰っていただける状態になるかという施設サービス計画に基づいて提供されます。この計画は、利用者に関わるあらゆる職種の職員の協議によって作成されますが、その際、ご本人・利用者の後見人、利用者の家族、身元引受人等の希望を十分に取り入れ、また、計画の内容については同意をいただくようになります。

◇医療:

介護老人保健施設は入院の必要のない程度の要介護者を対象としていますが、医師・看護職員が常勤していますので、ご利用者の状態に照らして適切な医療・看護を行います。

◇リハビリテーション:

原則としてリハビリテーション室(機能訓練室)にて行いますが、施設内でのすべての活動がリハビリテーション効果を期待したものです。

◇栄養管理:

心身の状態の維持・改善の基礎となる栄養管理サービスを提供します。

◇生活サービス:

当施設入所中も明るく家庭的な雰囲気のもとで生活していただけるよう、常に利用者の立場に立って運営しています。

3.利用料金

別紙のご利用者様負担説明書を参照下さい。